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【視能訓練科】臨地実習に向けての取り組み  その1

みなさんこんにちは。

視能訓練科の永谷です

現在、実習中の3年生ですが、実習に出るにあたり行った実習対策を紹介します。

これまでも何度か掲載してきましたが、まず1つ目はOSCE(Objective Structured Clinical Examination:客観的臨床能力試験)です。

目的としては、臨床に出る者として、実際の現場で必要とされる判断力、技術力、マナーなどの臨床技能の習得を客観的に評価することです。

3年生の代表者が、患者役に扮した教員の検査を行い、

その様子を残りの3年生と2年生が見学します

検査中の患者様との会話で得た情報を拾い追加検査を考えられるか、自分で判断できないような質問にはどのように対処するのか、声の大きさ、話すスピード、検査手順、声掛けは適切かなどに着目し、代表者が行う検査を見学しながら各自で気づいたことをメモにとっていきます

2人目は車椅子の患者様でした

代表の学生さんは車椅子のまま固定検査機器で測定をしようとしましたが、上手くいかず、椅子へ移動してもらうことにしました。

先日、市川先生の授業で習った通りの手順での移動を患者様に説明し実施しようとしましたが、「麻痺があるので自分の楽な移動法がある」と逆に患者様から手助けの方法を指示されてしまいました

その後の検査でも、「しんどいからもう移動はしたくない」「ちょっと、左側が暗く感じる」など患者様から訴えがありましたが、自分なりに対応しながら何とか検査を終えました

最後の振り返りとして、指導者側からの意見、患者様の立場からの意見を聞き、

その後3年生一人一人に気づきを発表してもらいました

 

もし自分が検者として臨床に立っているとしたらどうでしょうか。

安全な誘導のために自分の方法に従ってもらいますか?

患者様が慣れている移動法に従いますか?

いやいや、車椅子のまま浅く腰かけていただいたら移動せずに

検査を行なえたのではないか?

いやいやいや、手持ちの検査機器があるのであれば最初からそちらを使うべきでは?

移動一つとっても、考え方はさまざまだと思いますが、臨床ではその時の患者様の状態、状況から適切な判断をする力が求められます。

患者様にとってできる限り負担なく、不快感のない、適切な検査が行える視能訓練士になってもらいたいと思います

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