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これまでの学びや経験を活かして福祉のプロフェッショナルへ

みなさんこんにちは!社会福祉科・精神保健福祉科教員の船曳です。

オープンキャンパスで来校者の方から「大学で福祉と関係のない学部を卒業したのですが、京都医健で1年間学ぶだけで社会福祉士・精神保健福祉士(以下、ソーシャルワーカー)になれますか。」とのご質問を多く頂きます。それに対し、私は「大丈夫です」と返答します!

 確かにソーシャルワーカーを目指して福祉系の大学で4年間学ぶ方が多い為、1年間で大丈夫なのかと思われるのは当然です。しかしソーシャルワーカーの仕事は、対象の方がその人らしい生き方ができるように寄り添っていくことであり、その生き方は多様ですので、福祉以外の学部での学びや社会人経験を大いに活かすことができます。

今回は大学での学びをどのように活かすことができるのかを紹介したいと思います。

◆理系学部をご卒業の方へ

 理系学部では実験や計算、製図などを通して、物事を分析的に捉えて、システム的に考えることを学ぶことができます。ソーシャルワーカーは、①対象者と②その方を取り巻く環境、①②の相互作用に注目し、それらを調整します。そのため理系学部で培った分析力、システム力は対象者の方が置かれた状況を分析的に捉え、活用できる制度などの資源を用いて、環境を構築していく際に役立ちます。そして活用できる制度といった社会資源については京都医健で習得できるのでご安心下さい。

◆芸術系学部をご卒業の方へ   

 芸術系学部では、絵画や音楽など通じて様々な感性を養われたと思います。ソーシャルワークの出発点は、対象者の方の気持ちや思いを把握することです。しかし人はつらい時、しんどい時にそのつらさやしんどさを言葉で表現できるとは限りません。そのような時、芸術を通して培われた感性があれば、心の声や叫び、音色を的確に感じ取ることができ、支援に活かすことができます。

◆法学部をご卒業の方へ

 ソーシャルワークは法文を実践として具体化したものです。例えば憲法25条が定める「生存権」を実際に保障するために、ソーシャルワーカーは生活保護法などに基づく諸制度を用いて、対象の方の生活を維持できるように支援していきます。したがって法学部での学びは、ソーシャルワーク実践の礎と言え、その学びは支援の土台となるでしょう。

 実際、国家試験科目である「権利擁護を支える法制度」では憲法、民法、行政法などを学ぶため、試験対策としても有利です。

◆社会学部をご卒業の方へ  

ソーシャルワーカーは貧困、児童虐待、ドメスティック・バイオレンスといった生活上生じる様々な問題に携わりますが、それらは家族構造、就労構造、ジェンダーなどの社会の在り方と密接にかかわっています。そして社会の在り方を学ぶのが社会学ですので、その学びがあれば、貧困や児童虐待といった個々の現象を社会との関係で捉え直すことができ、広い視点から問題解決に向けて支援できます。また、国家試験科目に「社会学と社会システム」があり、社会学の知識は国試対策としても有効です。

◆心理学部での学び

 心理学は人の心に、ソーシャルワークは人を取り巻く環境に働き掛けます。このように働きかけの焦点は異なりますが、両者とも人に対する支援という点で共通することも多いです。そのため心理学で得た視点や面接技法などは、ソーシャルワークの実践において活かすことができます。  

このようにご自身の学びやご経験をソーシャルワークにどのように活かすことができるかをお知りになりたい方は、オープンキャンパスに是非お越し下さい!

ご自身の学び・経験を活かした福祉のプロフェッショナルとしての将来像がきっと描けると思います。ご来校をお待ちしています。

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