~第5回~ 眼科でよく見る'あの気球'の秘密
突然ですが、皆さんは眼科で検査をする際に、気球を見たことはありませんか??
顎を乗せて機械をのぞき込むと、気球が見える。
あの機械です!
眼科に行ったことのあるほとんどの方が、経験があるのではないでしょうか。
あの機械、正式名称を「オートレフラクトメーター 」と言います。
【オートレフラクトメーターって?】
視能訓練士が眼の屈折力(=ピンボケ度合い)を測るために使う検査機器です。
屈折力を測ることで、近視や遠視、乱視などの問題を見つけることができます。
【なぜ気球なの?】
では、なぜ気球なのでしょうか?
気球の画像がよく使われるのは、眼をリラックスさせるためです。
遠くの物を見るとき、眼は自然にリラックスします。気球の画像は遠くにあるように見えるので、眼の調節(=ピント合わせ)が少なくなり、正確な測定ができるのです。眼の筋肉がリラックスした状態で測ることで、より正確なデータが得られます。
【気球のナゾ】
気球の画像は遠近感を持たせるために工夫されています。
気球が空高く浮かんでいる様子を描くことで、眼が遠くを見ていると錯覚させ、自然な状態での測定を可能にします。
このように、気球の画像は単なる飾りではなく、正確な測定を行うための大切な役割を果たしているんです!
視能訓練士は、こうした知識や技術を使って患者さんの視力等を評価していきます。
視能訓練士になるためには、専門的な教育と訓練が必要ですが、その過程で学ぶ知識や技術はとても大切ですし、視力の問題を解決することで、多くの人々の生活の質を向上させることができます。
興味を持ったみなさん!
ぜひ京都医健専門学校の視能訓練士科に体験しに来てくださいね!