~第4回~ 色覚異常とは?~
みなさんこんにちは。
視能訓練科を担当している学科教員です!
突然ですが、本日は私の好きなアニメ『薬屋のひとりごと』に絡んだお話を。
以前放送されたエピソードで、色覚異常が謎解きのポイントになる場面がありました。
物語の中で、ある廟に「赤・緑・青」の3つの扉があり、「赤い扉を通るべからず」と書かれています。
色覚異常の人は、赤と緑の区別がつきにくい特性があるため、唯一確実に識別できる「青の扉」を選ぷ。扉の色を変えて繰り返し、王にふさわしい人物を選びだすという展開です。
この場面は、色覚異常の特性を巧みに活かした謎解きになっていて、とても興味深いものでした。
【色覚異常とは?】
色覚異常には、遺伝による先天性のものと、疾患の影響で起こる後天性のものがあります。今回の話では血筋を選別する目的の廟だったため、先天性の色覚異常が関係していたと考えられます。
よく、色覚異常のある人は色が「見えない」と思われがちですが、実際には特定の色の区別がつきにくいだけです。例えば、赤と緑、ピンクと灰色などが同じように見えてしまうことがあります。このため、今回のように「赤と緑が同色に見える」という特性を利用した謎解きが成立したのでしょう。
【視能訓練士としての視点】
彩色覚異常があっても、どの色が見分けにくいのかを知っていれば、日常生活に大きな問題はほとんどありません。
ただし、色覚異常があると就けない職業もあるため、将来の選択肢を広げるためにも、早めに自分の色覚を知っておくことが大切です。
今回のエピソードをきっかけに、色覚異常について正しい理解が広がると嬉しいです。
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