一言であらわすなら「リハビリ」の専門家です。身体と心をサポートする仕事で、その内容は病気やケガなどで身体に障害のある方に対して、腕や足などの関節を動かしたり、電気・温熱などの物理的手段を用いたり、歩く練習などを行うことで、「寝る」「起き上がる」「すわる」「歩く」「走る」などの基本的な動作能力の回復をはかります。 
乳幼児から100歳以上の高齢者まで、あらゆる方々をサポートしていきます。たとえば、高齢者の方々へ向けた健康管理や身体機能の保持・増進であったり、障害のある子供たちや、成長曲線がゆるやかな乳幼児・子供たちの支援にも、積極的に関わっていきます。
近年では、スポーツ分野への進出も目立つようになり、ケガの予防や回復、競技力向上をはかる目的として、スポーツの現場で活躍する理学療法士も多数存在します。

大きくは2つにわけることができます。1つは、運動療法(個別療法)と呼ばれるもので、運動を通じて関節の動きを滑らかにし、筋力を付けたり、姿勢の矯正を行うことで、歩行動作などの基本的な運動能力を高めていきます。2つめは、物理療法(電気・温熱など)と呼ばれるもので、温熱、水治療、光線、電気刺激など物理療法機器を駆使し、痛みや炎症を押さえていきます。 
医師のもとで働きます。処方がないと理学療法はできません。病院やリハビリテーションセンター、老人保健施設、障がい者福祉施設などで勤務し、医師の具体的な指示を受けながら、運動療法や物理療法を施していきます。対象者の自立生活を手助けし、社会復帰に貢献したりと重要な仕事なのです。

入学すればどちらも関係ありません。身体や健康に興味がある方なら、その気持ちを持ちつづけることです。求められる人物像は「やさしさ+熱意」がある人。なぜならば、大切な人たちの、大切な時期を、共に支えていくことになるからです。

高校卒業後、厚生労働大臣指定の養成施設または文部科学大臣指定の学校で、3年以上の課程を修了することが必須です。そこで国家試験の受験資格を得て、試験に挑みます。3年制の学校と4年制の学校を比較すると、3年制は、限られた年数の中でさまざまな授業や実習をこなしていかなければならず、タイトなスケジュールとなります。一方、4年制では知識・技術を広く、深く学ぶことができるというメリットがあります。特に実技では非常に有利といえます。
問題ありません。運動といっても、対象となるのは日常生活や人間の基本的な動き(寝る・起き上がる・すわる・歩く・走るなど)などが中心ですから、スポーツの経験などはあまり関係ありません。
スポーツ分野で活躍したいのであればある程度あった方がよいかもしれませんが、人間の動きを理解し、障害のある動作を改善するのが理学療法士の役割です。スポーツ選手を目指すわけではないので、ご安心ください。 
日本理学療法士協会の調査によると、20代の理学療法士では女性の方が男性に比べ、約630人程度多い状況です。理由としては、結婚しても続けられる職業であるということから、理学療法士を目指す女性が増加しているようです。女性ならではの悩みや相談も、同じ女性に対してのほうが打ち明けやすいですよね。もちろん男性の理学療法士も大勢いますので、性別による有利不利、向き不向きは一切ありません。
一般的には病院や小児施設・老人保健施設が多いのですが、スポーツの分野ではプロ野球・Jリーグなどでトレーナーとして活躍することもできます。また教育研究機関では、大学・専門学校などで教員をしたり、行政機関では保健所や保健センターで働いたり、また、その他訪問看護ステーションなどでも働くことができます。

身体障がい者のみならず、心身の健康維持・増進を含む予防事業に関する理学療法士に対する国民・社会の期待は大きく、今後は各種の予防だけでなく、健康科学、健康増進といった面から、プロスポーツを含む領域、あるいは障がい者スポーツにおいて、今後ますます健康増進専門職として大いに活躍していくことが期待されます。これからの理学療法士業界を共に盛り上げていってくれる人材を、京都医健専門学校では求めています。