「はり」って聞くと、自然と注射や裁縫の時の固いはりを思い浮かべてしまいますよね。でも、ここでいう「はり」とは、みなさんの髪の毛ほどの細いはりで、実はとっても柔らかいんです。この「はり」で、気の流れを整えて自己免疫力を高めていきます。一方の「きゅう」は、ツボにもぐさを置いて燃やし、温熱療法を行うものですが、昔話やドラマなんかで見る山盛りになった熱いお灸ではなく、米粒程度の大きさの「きゅう」なんですよ。「はり」も「きゅう」も、本来人間がもっている自然治癒力を最大限にひきだす手伝いをするものなのです。 
自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・ノイローゼ・打撲、むちうち・捻挫・五十肩・腰痛・リウマチ・高血圧・低血圧・喘息・風邪および予防・胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・糖尿病・痛風・貧血・小児科疾患・生理痛などの婦人科疾患 etc・・・ほかにもたくさんの適応があります。あなたの身の回りに、こんな症状の方はいませんか!?
鍼の起源は古代までさかのぼります。狩猟でケガをした人が、そのケガによって別の痛みが消えたことから始まります。その経験を何度も積み重ねながら、今度は逆にそれを利用して、石などで体に傷をつけることで別の痛みを消すことを覚えました。中国が鍼のルーツとされていますが、諸説さまざまあり、本当のところはよくわかっていません。日本には6世紀ごろに入ってきました。そこから独自の発展を遂げ、現在にいたっています。 
現在、鍼灸のニーズはいろいろな分野で広がっています。現場では年齢や男女問わず、さまざまな鍼灸師の方が活躍しています。病院や治療院だけでなく、最近ではスポーツ鍼灸や美容鍼灸という言葉があるようにトレーナーやエステの分野で活躍する若い鍼灸師や女性の鍼灸師がたくさん増えています。京都医健専門学校でも、性別問わず、10代~50代の方々が、学生として学んでいます。
あん摩やマッサージ・指圧は、手や指を使って押したり揉んだりして体の外側から刺激を与えていきます。鍼灸は鍼と灸を使うことにより、体の外側からだけでなく、内側にも刺激を与えることができます。ツボや痛みの部位にピンポイントで治療を行うことができます。また、あん摩やマッサージと違って、力がまったくといっていい程いらないので、女性の鍼灸師や年配の鍼灸師も数多く活躍しています。
厚生労働大臣の認定を受けた養成施設(専門学校)へ入学しなければなりません。専門学校で3年間しっかりと勉強し、鍼灸師に必要な知識・技術を身につけていきます。厚生労働大臣が定めたすべての課程を修了すると「はり師」「きゅう師」の国家試験受験資格が同時に取得でき、毎年1回行われる国家試験に合格すると「はり師」「きゅう師」の免許が取得できます。
京都医健専門学校では即戦力となる「はり師」「きゅう師」育成を目標に、実技指導に非常に力を入れています。1年次は、はり枕などの練習器を使用し、徹底的に基礎の習得をはかります。その習得した基礎的な技術を応用することによって実際の治療ができるようになります。ゆっくりと時間をかけて指導していきますので、どんな不器用な人でも心配いりません。ご安心ください!

はり・きゅうの治療は、患者と接している時間が40~50分と比較的長時間にわたります。つまり、はり・きゅうは治療そのものがコミュニケーションなのです。不定愁訴といった病気を持った女性が増えてきている昨今、女性患者のココロをも治療できる女性の「はり師」「きゅう師」の存在が今必要とされています。女性同士だと、身体にはりを打たれるという恐怖感をぬぐうくらいの信頼関係も築きやすいかもしれませんね。
現在活躍されているスポーツトレーナーの仕事は、スポーツ選手のパフォーマンス向上のフォローアップや、ケガの回復のサポートを行うことです。また、急なアクシデント時には迅速に対応する知識などを身につけ、応急処置や緊急処置につなげる対応が求められます。この仕事が求められているのは、プロスポーツに限らず中学校、高等学校、大学や地域のスポーツ教室まで多岐にわたっており、一流の人材を必要としています。 将来の活躍先が広がっています。
美容について極論をいえば、いくつになっても若々しく、美しい状態を保つことであることといえます。キレイであることは自分自身も気持ちよく、相手に対する印象もよいことでしょう。この美容に対して鍼灸ができることは、清々しく、活き活きとした身体に導いていけることです。
皮膚は身体の状態を反映している鏡といえます。鍼灸はこの皮膚の状態から患者様の身体の状態を把握し治療にいかしています。身体の状態が整えば自然と皮膚の状態も整っていきます。
鍼灸が美容から注目されているのは身体の状態をよくすることで皮膚もよくなっていくという理由があるからなのです。